【9月15日はお月見】天気にかかわらず最高の満月を拝む方法

秋のお月見は日本の風物詩の一つ。
今年、2016年の中秋の名月(十五夜)は、9月15日(木)です。
当日は月見団子を供えて、家族や友だちと美しい満月を眺めながら、お月見を楽しみたいですよね。とはいうものの、お月見は天気に左右されやすいという弱点が。
空が曇っていたり大雨だったりすると、せっかくの満月も姿を隠してしまいます……
ところが!たとえどんなに悪天候でも、確実に満月を拝める方法があるのです!
天気にかかわらず最高の満月を拝む方法

それは、「月見そば」を食べるという方法です!
なんだ、そんなことか。
と思ったかもしれません。ですが、あなたは本当に「月見そば」のことをわかっていますか?
ただ、そばに卵を割り落としただけのものだと思っているのでは?
だとしたら大間違い!
真の月見そばは、「お月見を楽しみたい」という日本人の工夫に満ちた、奥深い食べ物なのです!
卵の黄身=満月。では白身は?
「月見そば」とは、熱々のそばに生卵を割り落とし、卵の黄身を月に見立てたもの。
これは、多くの日本人の共通認識ですよね。
でも、それなら黄身だけを入れれば良くて、白身は不要?
いえいえ。白身にも、ちゃんと役割があるのです。
月見そばの卵の白身は、月にかかる雲を表しています。
もちろん、完全に白身が固まると「満月(黄身)が見えない!」ということになりかねませんが、月見そばは盛り付けの最後に卵を落とすものなので、そこまで完璧に火は通りませんよね。
白身の周りのほうだけが白くなって雲のようにただよい、黄身に近い中心のほうは透明のままなので、満月を邪魔しません。あるいは、うっすら白くなって黄身にかぶるかもしれませんが、それはそれで「おぼろ月」のようになって風流な雰囲気に。
ちなみに、月見そばの変わり種として、そばに卵を割り入れて蒸らし、その上から再び熱い汁をかける「むらくもそば」というメニューもあります。すると白身にもしっかり火が通るので、真っ白なむらくも(群雲)のようになり、雲間からかすかに月がのぞくイメージに。それもまた風流ですね。
卵だけじゃない!月見そばの具

月見そば=卵のイメージが強すぎて忘れられがちですが、月見そばの具は卵だけではありません。
諸説ありますが、次のような具があり、それぞれ役割があります。
・椎茸や三つ葉など……見越しの松
・海苔……夜空(山という説も)
「見越しの松」というのは、昔ながらの日本家屋によくある、塀際に植え、塀の上から外を見下ろすように枝葉を伸ばした松のこと。
昔の人が縁側や庭から月を眺めると、視界には見越しの松が入ったのでしょう。月見そばは、そんな周りの背景まできちんと再現しているのです。
海苔は、三角に切って「月の光に浮かぶ山」に見立てるという説もありますが、四角い海苔をそばの上に敷くことで、夜空に見立てるという説もあります。真っ黒な海苔の上なら卵の黄色や白が映えますし、確かにお月見ムードがいっそう高まりそう。
これが再現度マックスの月見そば
以上をもとに、再現度マックスの見事な月見そばを作るステップをまとめてみます。
①丼にそばと熱い汁を入れる(汁は全部かけずに少し残しておく)
②四角く切った海苔を浮かべる(全形海苔なら1/4カットが目安)
③海苔の上に、卵をそっと割り落とす(黄身が割れないように注意!)
④熱い汁を白身にかけて、好みの曇り具合に白ませる
⑤椎茸、三つ葉、ネギなどを飾って「見越しの松」を表現したら完成!
これで、十五夜当日の天気にかかわらず、自分にとってベストな満月を拝むことができます。
庭や縁側がないお宅や、窓から外を覗いても月が見えないお宅でも、ぜひ再現度マックスの月見そばで、お月見を楽しんでくださいね!
時代を超えて愛される「月見◯◯」

月見そばが、ただそばに卵を割り落としただけでなく、実にさまざまな工夫でお月見を演出していることに、驚いたのではないでしょうか?
これは、「1つの丼の中でお月見を味わいたい」という心から生まれたもの。日本人の風流さと、月に対する思いの深さが感じられますね。
そんな月見そばは、時代を超えて、現代まで日本人の食文化に息づいています。近年では、月見バーガー、月見カレー、月見ハンバーグなど、さまざまな派生メニューも定番になりつつありますね。
dデリバリーでも、月見そば・月見うどんをはじめとする、月見メニューが注文可能。
デリバリーなら自宅や職場まで料理が届くので、忙しい人でも手軽に食べられますし、みんなでお月見パーティーをするときにもピッタリ。
9月15日は、お月見メニューをデリバリーして、満月をおいしく楽しく味わってみてはいかがですか?
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