デリバリーニュース

2015.08.12

空飛ぶデリバリー!ドローンが運んでくる日は近い!?

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ドミコプター!発進!

Domino's Pizza BROOKLYN PIZZA XL_011

何かと世間を賑わせている「ドローン」こと小型無人航空機。

もともとは軍事用に開発されたロボットですが、世界には、人々のもとへピザを運んできてくれるドローンがいることをご存知ですか。

 

その名は、「DomiCopter(ドミコプター)」。

名前から想像できるように、dデリバリーでもおなじみの「ドミノ・ピザ」が生み出した、デリバリー専用ドローンです。2013年12月、イギリスのドミノ・ピザ社が、ドミコプターのフライトテストを撮影した動画を公開し、世界中で大きな話題となりました。

 

フライトテストの内容は、保温バッグに入れた2枚のピザを、6.4km先の配達先まで届けるというもの。そして、ドミコプターは見事にその任務を遂行したのです。配達時間は、わずか10分!

 

動画の最後に登場する、ドローンからピザを受け取ったおじさん。なぜかムスッとした仏頂面でしたが、内心ではきっと、「うわっほーい!ホントに届いたぜ!やるじゃねーか、ドローンのやつぅ」と、はしゃぎまくっているかもしれません。

 

空飛ぶデリバリーなら、赤信号に引っかかることも渋滞で動けなくなることもありません。「せっかく注文した料理が配達途中に冷めてしまった」というリスクも下がるわけで、グルメデリバリーファンとしては嬉しい限り!

Amazonも空飛ぶ宅配サービスを計画中

ドミノ・ピザ(英)のドミコプターはまだ試験段階で、実用化されているわけではありません。フライトテストを行うためには、飛行予定経路の土地の所有者に、事前に許可を得る必要があったとか。

 

「ということは、デリバリーサービスへのドローン活用は、まだまだ現実的ではないのでは?」と思うかもしれませんが、そうとは言い切れません。

あの世界規模の通販会社、Amazon.comも、ドローンを使った空飛ぶ宅配サービス計画を着々と進めているのです。

 

Amazonは、ドミコプターと同じく8つの回転翼が付いたオクトコプターの自社開発に成功。こちらが、2013年12月に公開された、フライトテストの動画です。

 

 

ベルトコンベアを流れてきた荷物の行き着く先には、ドローンがスタンバイ。まるでUFOキャッチャーのように荷物をつかんで飛び立って行くシーンは、胸が踊ります。

デリバリー業界に革命的なコストダウンをもたらす?

スイス工科大学のダンドレア教授は、配達毎にかかるエネルギーコストと、ドローン本体の購入費や維持費を含めて、ドローンを活用した配達サービスのコストを試算しました。その結果、1回当たりの配達コストは、わずか20セントですむという計算に。1セント(1/100ドル)=1円前後なので、20セントというと、たったの約20円です!

 

なお、この配達コストは、「荷物の重さ2kg、配達距離10km以内、向かい風は風速30km以内、ドローン本体の重量4kg」という条件下で配達されることを想定して試算されました。

 

2kgの荷物を10kg先まで運べるのなら、ピザや寿司、弁当などのデリバリーでは、十分活用できそうですね。その配達コストが約20円に抑えられるなら、ドローンの活用は、デリバリー業界に革命的なコストダウンをもたらすことでしょう。

空飛ぶデリバリーの最大の課題

Drone 2

ドローンを活用したデリバリーサービスは、すでにテストフライトが成功。配送時間の短縮につながり、コストも低いとなれば、日本でも導入しない手はない!と言いたいところですが、そこにはまだ高いハードルが残っています。それは、法的規制の問題。

 

現在の日本の法律では、土地の所有権は上空にも及ぶことになっています。そのため、私有地の上をドローンが飛行すると、その土地の所有権を侵害することになってしまうのです。

だからといって、公道の上空を飛行するとなると、道路交通法違反となるのではないか。また、配達中に荷物を落として人や物に損害を与えたら、損害賠償責任はどうなるのか。ドローンの飛行を認めるためには、飛行ルートや管制システム、飛行ルールの整備が必要なのではないか。

このように、ドローンを使ったデリバリーサービスを実現するためには、解決しなければならない法律上の問題がたくさんあるのです。

 

デリバリーの未来に期待!

法律面の課題はあれど、いつか空からデリバリーが届く日がくるかもしれないとなると、考えただけでわくわくしますよね。たとえばクリスマスシーズンには、サンタの帽子をかぶったドローンが空を飛び回ったりして……。

 

アメリカでは、2016年のうちに、「公共の空域を飛ぶUAV(無人航空機)による商業配送サービス」に必要な規制整備が完了する見込みだと、米連邦航空局(FAA)から発表されました。

世界的に見れば、空飛ぶデリバリーの実現は、もうすぐそこまで来ているのです。

さて、日本はどうなるのでしょうか。今後も、デリバリー業界の動向から目が離せませんね!

 

 

 

 

 

 

 

Reference:Flickr,Michael MK Khor

Flickr,TAKA@P.P.R.S

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